パンジーの花とゴリラが似ている
パンジーの花ってゴリラに似てませんか?
ということを私はここ何年も主張してきているわけなのですが、残念ながらあまり理解を得られずにいます。
私はパンジーの花があまり好きではありません。理由は、前述の通りゴリラに似ているからです。ゴリラが嫌いというわけではないのですが、「ゴリラに似ている花」は好きではありません。
街中の花壇にはやたらとパンジーが多いですよね。育てやすいのでしょうか。私が通っている大学の構内にある花壇にもパンジーがたくさん植えられています。
これは完全に私の個人的な感想なのですが、パンジーばかり植えられている花壇は雑なものが多いです。「とりあえず空間埋めてみた」的な、と言うのでしょうか、バランスなどあまり考えずに同じような種類の花(パンジー)を並べている花壇が多いように感じます。
そうしてそれらのパンジーは開花ピークを過ぎると当然枯れていきます。雑に植えられたパンジーは当然雑に枯れていきます。
パンジーは枯れていくとき、花びらを落としません。花びらごとしなしなとしぼんでいきます。その光景はとても悲しいです。あんなに花びらをピンと伸ばしてあのゴリラのようなお馴染みの模様をこちらに堂々と見せつけてきていたパンジーが、徐々にしわしわになっていくのです。
他の花が枯れていてもここまで哀れさを感じないのに、なぜパンジーにだけはこんなにも感情を揺さぶられるのでしょうか。それはやはり、パンジーがゴリラに似ているからだと思います。ゴリラは強いものです。ゴリラを模したパンジーが(模しているわけではないと思いますが…)あんな風にしなしなとうなだれていくのは見るに耐えません。